野茂英雄がメジャー復帰を目指し、その第一歩を踏み出した。
ヴェネズエラで行われているウィンターリーグに参加し、先発登板。
天候の関係でわずか1回のピッチングとなったが、1安打無失点と好発進。良いスタートを切った。
野茂英雄のトルネードをまたメジャーのマウンドで観たい。
今日は、朝からこの事で頭がいっぱいだった。
メジャーリーグ、アメリカンリーグ優勝決定戦。
3勝3敗で迎えたシリーズ最終戦。
逆王手をかけたレッドソックスか、それともインディアンスか・・・・
リーグ優勝が決まるこれ以上ないビッグゲームの先発マウンドに松坂大輔があがった。
プレイオフ2試合で結果を残せず、バッシングを受けた日本のエース。ここが松坂自身にとっても正念場でり崖っぷち。しかし、それ以上に名誉挽回の最大のチャンスであり、松坂大輔の絶好の見せ場でもあった。
松坂は初回からとばした。
後のことは考えずに勢いのあるボールを初回かミット目がけて投げ込む。序盤3回まで完璧なピッチングで0を3つ並べた。
攻撃陣もそのピッチングに応える。
初回、2回、3回と1点ずつ奪い、試合の主導権を完全に握った。
しかし、4回。
松坂は2つの長打で1点を失う。
そして5回。過去2試合ともこの回にマウンドを降りている。
インディアンス打線が松坂に襲い掛かる。
連打と犠牲フライでさらに1点を失い、とうとうリードは1点差。ここで踏ん張れなければ・・・・とまた悪夢がよみがえる。
5回、踏ん張ってほしい・・・・。
今日はこれまでとは違う。
松坂は、粘るバッターを気持ちのこもった気迫の投球で振り切った。三振にとった後、渾身のガッツポーズが出る。
僕は、この松坂の姿を見たかった。
形振り構わず、後先考えず、全力で勝負する。
そして、ピンチを切り抜け、自然に出る渾身のガッツポーズ。
その後のマウンドを任されたのは、岡島。
今シーズンのボストンの躍進は、岡島無しには語れない。
その岡島は、いつもより早いイニングでの登板だったが、その6,7回と0を並べる。7回は味方のエラーもあり、1アウト1,3塁と大ピンチ。が、ここを落ち着いてサードへの併殺打で切ってとった。
その後、レッドソックスに待望の追加点が入る。
松坂・岡島と同じルーキーのペドロイアがグリーンモンスターを越える
値千金の2ランホームラン!!
そして、最後は守護神・パペルボンが締める。
ボストン・レッドソックスが3年ぶりのアメリカン・リーグチャンピオンとなった。
苦しい状況だった。
松坂自身も窮地に追い込まれていた。
前回登板後、ロッカーで動けないほど落胆していた。
そして、メディアも容赦なく松坂を批判した。
これまで松坂がこれまで周囲に不安視され、批判されたことはあっただろうか。
その中での登板は、松坂の歴史を辿っても、なかなか見当たらない。
絶対的な存在でこれまでマウンドにあがり、常に大きな期待のもとマウンドにあがっていた。
今回も期待はあった。また批判の裏には期待がある。
しかしそれは、これまでにないほどの期待だ。
厳しい評価・バッシングとその中で信頼を寄せるボストンの首脳陣・チームメイト。
やらなければならない。ここで負けるわけにはいかない。
この最大のピンチを最大のチャンスにかえ、期待に応えて見せた。
この経験は、松坂大輔を大きくしたに違いない。
これは何かへの大きなきっかけになりそうな気がする。
メジャー1年目の日本の怪物がまたさらに進化する。
そして、ワールドシリーズ。
松井稼頭央のいるロッキーズ。
松坂・岡島のいるレッドソックス。
今年最後の最大の戦いがもうすぐ始まる。
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